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2012年07月04日

第13回 レオン

はろはろ、こんにちは〜!“よっぴ”です。
さて、前回のサンティアゴのパラドールは如何でしたか?
サンティアゴがパラドールの東の横綱とすれば西の横綱はレオンです。
(位置的にはレオンが東ですが・・・)
ット言うことで今回、第13回の「パラドール紀行」はレオンです。

第13回Leon
名称Hotel "San Marcos"

サンティアゴ巡礼路で最大の町レオン、11,12世紀にはキリスト教徒最大の都市として栄えた町です。
ここレオンのパラドールは、すべてのパラドールの中で最大かつ、一番荘厳・華麗なパラドールと言っていいでしょう。 パラドールの中で5☆が付けられているのは、このレオンの他にはサンティアゴだけです。

パラドールの前のサン・マルコス広場は整備され、広い敷地に石のタイルが敷き詰められ、何十もの小さな噴水が変化を付けています。
夜になるとこの噴水とパラドールがライトアップされて素晴らしいです。

この建物は1515年に建設が始まったのですが完成は18世紀の始め、実に200年かかっているのです。 当初は巡礼者たちを保護するサンティアゴ騎士団によって巡礼者のための救護院として建設されたものがサン・マルコス修道院になり、現代に至ってパラドールとして使用されるのです。
建物の長さは100mにも及び、プラテレスコ様式の外観がまことに見事です。
回廊や教会、聖歌隊席などは当時の姿を残す一方、かつて巡礼者達に安らぎを与えてきた客室や館内は注意深く念入りに改修され美術品で見事に飾られています。

  

パラドール一美しいと言われる玄関ロビー、元会議室に使われていた風格のあるサロン、回廊を見下ろすスウィートルームや中世の雰囲気を持つ調度品で飾られた客室など博物館に泊まるような錯覚を起こさせるかもしれません。
このパラドールで一夜を過ごすのはスペイン旅行のうちでも最高の贅沢と言ってよいでしょう。

  

パラドールから歩いて15分、レオンの町にはスペイン3大カテドラルに数えられる、美しいステンドグラスに飾られたゴシック建築のカテドラル、ロマネスク様式のサン・イシドロ教会、ガウディの設計したカサ・デ・ボティネス(Casa de Botines 現エスパーニャ銀行)など見所もいっぱいあります。
また中世の雰囲気を残す、バルが立ち並ぶ飲み屋街(水商売の町Barrio Humedo)もあります。

  
レオンから46km離れた巡礼の町アストルガにはルネッサンスやバロックの混じった素晴らしいカテドラルとガウディの設計による司教館があります。 この司教館内にはサンティアゴ巡礼博物館として中世の美術品が展示されています。

☆コーヒーの話

ボクはコーヒーが大好きだ。 もちろんスペインでもコーヒーを沢山飲む。 スペインのコーヒーは昔から南米とのつながりが深かったせいかとても美味い。
バルでコーヒー、カフェを頼むと日本で言うエスプレッソをもっと濃くしたようなヤツが出てくる。スペインではカフェ・ソロというヤツだ。
スペインではほとんどの人はそれにミルクをたっぷり入れたコーヒーを飲んでいる。
これをカフェ・コン・レチェと言う。
コンは英語で言うwith、レチェはミルク、つまりミルク入りコーヒーだが、スペイン人はこれにたっぷりと砂糖を入れて飲む。 まあオレンジジュースや中華料理のウーロン茶にもたっぷりと砂糖を入れる国民だからその量も半端じゃあない。
カフェ・ソロにミルクをチョットだけ入れたのをカフェ・コルタードと言う。

ボクは、カフェ・ソロは濃すぎるのでいつもカフェ・コン・レチェを頼んできた。
でも、やっぱり日本での「フ・ツ・ウのコーヒー」をブラックで飲みたくなる。
そんなときには大きなホテルに行き、カフェ・アメリカーノと頼んでいた。
それでも日本で言うアメリカンではなく普通のコーヒーよりもチョット濃いかな?という程度のものだ。
此処十年くらいだろうか、スペインでもカフェテリアが大流行して大都市では何軒もコーヒー専門店が出来てきた。 勿論、そんなカフェテリアではカフェ・アメリカーノで通じる。
そして嬉しいことに、一般のバルでもカフェ・アメリカーノと言っても「バレ!」(OK)の答えが返って来るようになってきたのだ。 もっとも「バレ」と言う返事があってもカフェ・ソロが出てくる可能性が高いが・・・(笑)。
そんなときには「アグァ・カリエンテ、ポルファボール」(お湯を下さい)と言おう。
何のことはないお湯を頼んで自分で好みの濃さに薄めればイイのだ。
こんな些細なことに気づかないでわざわざ大きなホテル(あるいはマクドナルド)を探して高いコーヒー代を払ってきたのだ。
因みにホテルだと3〜5€位だけど、それがバルで飲めば1〜2€で済んでしまうのだから。 もっとも、それでも日本に比べればかなり安いのだが・・・。 
モチロン、最近流行っているお洒落なカフェテリアでも値段はバルと変わらない。

アイスコーヒーは日本独特のモノらしく、通常のバルのメニューにはないしカフェテリアでもナイ場合が多いようだ。 そんなときにはカフェ・コン・イエロと言おう。 カフェ・ソロ(濃いコーヒー)とガラスに入った氷を一緒に持ってくるだろう。
元もとコーヒーを冷たくして飲む習慣がナイのだから不思議な顔をされるかもしれない。
熱いコーヒーに砂糖を溶かしてグラスの氷に注げば出来上がり。 ミルクも欲しかったらコン・レチェ、コン・イエロだ。 バルのオヤジは君のパフォーマンスを見て妙に感心するかもしれない。
最近、大都市では紅茶が流行しているらしく、カフェテリアならぬテテリア(紅茶専門店)
をあちこちで見かける。 そしてナント、ビール専門の店セルベセリアも出来てきた。

by“よっぴ”

第12回 サンティアゴ・デ・コンポステーラ

はろはろ!こんにちは〜!“よっぴ”の「パラドール紀行」です。

今日はパラドールファンなら一度は泊まってみたい、サンティアゴ・デ・コンポステーラのパラドールです。
社会科に詳しい人なら知っている、ここサンティアゴ・デ・コンポステーラはキリスト三大聖地の一つで、今なお世界中から多くの巡礼者がこの聖地を目指してやってくるのです。

スペイン語でサンティアゴとは聖ヤコブのことを指し、コンポステーラとはラテン語で星の原っぱと言う意味だそうです。 ヤコブとはキリスト12使徒の一人でヤコブ兄弟の兄の大ヤコブのことで12使徒の中でも最もキリストに近い存在と見なされていました。

その為、ペテロが眠るローマと同格と言うことでサンティアゴが三大聖地に数えられているというのです。
聖ヤコブはスペインで伝道したあとパレスティナで殉教し、その首ナシ遺骸が弟子の手によってスペインに運ばれたというのです。
それが、ナントマア不思議なことに、800年も経った9世紀初頭に司教テオドミーロが星に導かれて、聖ヤコブの墓を発見するのですね。
そしてアストゥリアス王のアルフォンソ2世がこの墓の上に教会を建てさせます。

レコンキスタが続く中で聖ヤコブはキリスト教の守護聖人とみなされて、苦戦が続くと 白馬にまたがった聖ヤコブが助太刀に現れてはイスラム教徒を殺したというのです。 つまりレコンキスタを遂行する上での精神的なエネルギーとなったのでしょう。 実際、イスラム軍と戦うときには“サンティアゴ!”と声を上げながら突撃していったのです。 面白いことに、日本でも、天草の乱のときに、弾圧を受けたキリスト教徒たちが「さんちゃご!」っと叫びながら戦ったという記録があるそうです。 教会は1078年から建て直され、現在の教会は1128年に完成しています。 当時とすれば、たった50年であれだけの大聖堂を完成させたのは驚くべき早さと言えるでしょう。

第12回Santiago de Compostela
名称「Hotel”Reyes Católicos"」カトリック両王のホテル

エルサレム、ローマに並ぶ、世界で三番目のキリスト教の聖地サンティアゴには中世から今なお、あらゆる階層の、多くの巡礼者達が各地から毎年集まって来ます。 交通の発達した現代でも、フランスからピレネー山脈を越える「サンティアゴの道」を歩き続けてきた巡礼者もいれば、観光バスに乗ってくる旅行者もたくさんいます。 しかし、目指す目的地は、サンティアゴ巡礼路の終着地であるサンティアゴ大聖堂です。 そして、その大聖堂と同じく、オブラドイロ広場(スペイン広場)に面して建つ歴史的、芸術的建造物がパラドールなのです。
1499年にアラゴンのフェルナンドとカスティーリャのイサベルのカトリック両王によって建てられた王立病院兼巡礼者の宿泊施設が450年以上経ってホテルとして蘇る、まさにパラドール中のパラドールとも言えるでしょう。
フレスコ様式の彫刻の施されたファサードの入り口を抜け中にはいると右手にレセプション、正面に王の礼拝堂があります。
その広い空間を利用して現在は絵画の展覧会の会場などやコンサートにも利用されています。
プラテレスコ様式の4つの中庭を囲む十字型の建物は修復されてはいますが、当時の姿を残しているのです。

サロン、バル、レストラン、パティオ、何処に身を置くにしても、何をしていても決して飽きさせることがないパラドールと言えるでしょう。

一般の宿泊客が、このパラドールからオブラドイロ広場、つまり大聖堂を眺めることができるのは二階にある朝食と昼食に使われるレストランだけです。 ット言うのは、三階にはオブラドイロ広場に面した特別室が三つあるのですが、二部屋はいつも政府が借り上げており、あとの一室もほとんど貸し切り状態なのだそうです。
この中でも301号室はローマ法皇や歴代の大統領が泊まっているという特別室です。 フェロール出身の独裁者フランコも当然何度もサンティアゴを訪れているのですが、残念ながらこの301号室には泊まったことが無いそうです。 何故なら、サンティアゴで一番エライのは大聖堂の司教なのですが、どういうわけか、彼はフランコが大嫌いで、フランコがサンティアゴを訪れるときには必ずこの部屋に自分が泊まってフランコの宿泊の邪魔をしたらしいのです。 5つ☆とは言え一般の部屋は特別豪華なわけではありませんが歴史の重みを感じながら眠る一夜は特別な感慨があるでしょう。

サンティアゴは数多くの修道院、教会、魅力溢れる活気ある旧市街、16世紀に創立された大学、と非常に見どころの多い町です。町の散策とパラドールでのゆったりとした落ち着きの時間、一泊で去ってしまうのには如何にも惜しいのですが・・・。


  


☆水

日本人旅行者がスペインに来て一番最初に買う物、必要な物と言えばミネラルウォーターでしょう。
勿論、スペインの水道の水が飲めないわけではないし、実際多くのスペインの人は水道の水も飲んでいます。しかし、一部の地方を除いては水道の水は美味しくないし、観光客はペットボトルの水にお世話になることになります。
特に夏のアンダルシア地方はヨーロッパのフライパンと呼ばれ、気温が50度を超えるときもあり飲み水は欠かせません。 
日本と同じように小さいのと大きいのがあるが値段はさほど変わりません。 銘柄や買う場所にもよっても多少の値段の違いがありますが、一般に、小さい500mlで1€、大きい1.5リットルで1.5~2€位でしょう。
大きいのがお得なンですが、スグに温くなってしまうし、持ち運びを考えると小さいのを何回も買うことになります。
町中のバルや薬局で買うのが普通でしょうが、観光地ではどこでも買うことができますし、時には、水売りの屋台が出ていたり、自販機も良く見かけます。
ただ自販機は壊れていることが多いので他の人が買うのを確かめてから買ったほうが良いでしょう。でないとお金だけ吸い取られてしまうことがヨクありますからね。(笑)
最近、水売りの屋台では水が半分凍ったペットボトルを売っているところもあります。 夏の観光客にとってはありがたいものができたと思いました。 まあ、1時間も持たずに解けてしまいますが…。(ホントは甲子園のカチ割りがイインですけどね)

ボクは日本茶のティーバックを持っていき、水だし茶として飲んでいます。
小さいボトルなら一つ、大きいボトルなら3つ程、瓶の口からティーバックを入れて、ホテルの冷蔵庫に一晩置くと丁度ヨイ濃さで美味しい水だしお茶が飲めるンですよ。

ところでスペインに来て早々、下痢をした、お腹が痛いという人が時々います。
先ず、一番最初に疑わられるのが水と料理なんですね、ミネラルウォーターを飲んでいたし何故?ット最後には「あっ!きっと水道の水で歯磨きをしたからだ・・・。」っとまで言い出す人もいるらしいのです。
スペインの水道だってチャンと滅菌してありますから細菌の心配はナイと思うのですが、まあ大抵は長い旅による少々の疲れと、暴飲暴食が原因と思われます。 時差や機内での寝不足の上に、添乗員さんによると、タダだとばかり機内食やホテルの朝のバイキングで食べまくる人が以外と多いようです(笑)。
あと、注意しなければいけないのはミネラルウォーターの飲み過ぎがあるンですね。
ミネラルウォーターだから安全とばかり水をがぶ飲みする人が案外多いようです。
普段あまり水を飲まないのにペットボトルを持っているからつい口に運んじゃうンですよね。 それと、水の質の問題があるのです。 スペインの水だから悪いと言うことでなく本当のミネラルウォーターが問題なのです。 ッというのは日本の水はいわゆる軟水で、純粋に言えばノンミネラルウォーターと言えるンですよね。 つまりスペインの水(ヨーロッパ一般)は非常にミネラルに富んでいて日本の水の20倍から100倍ものカルシウム分が含まれているのです。

硬水に慣れていない日本人がこのミネラルいっぱいの水をがぶ飲みすれば多少、オナカがゆるむのはあたりまえなのかもしれません・・・。

別に悪いモノを食べたわけでもないのですから、こんなときには少し身体と胃袋を休ませればスグに治るのです。 逆に、細菌によるものではないのだから抗生物質やセイロガンは腸の菌を殺すので飲まない方がヨイと思います。飲むならビオフェルミンなどの整腸剤で様子を見ましょう。
スペインではマドリッドとグラナダの水は美味しくて水道の水も飲めると言われています。 逆に絶対に飲まない方がヨイだろうと思うのはバロセロナの水です。 あまりに不味いのでバロセロナ市民でもそのままでは飲まないそうです。
一度、バロセロナのマクドナルドでアイス・ティーを飲んだとき、砂糖が入っているのはスペインだから驚かなかったのですが、ナント!ショッパイのです。(笑)

レストランで水を頼むときには当然有料ですが、炭酸ガス入り(アグア・コン・ガス)かガスなし(アグア・シン・ガス)か聞かれます。
普通はガスナシが多いのですが、スペイン料理には何故かコンガスの水が良く合います。


2012年07月03日

第11回 シウダ・ロドリゴ

はろはろ!こんにちは〜!“よっぴ”の「パラドール紀行」です。
今日は城壁に囲まれた素敵なパラドールを紹介しましょう。
それはサラマンカから南西に国道E80(A-62)号線で約100km、ポルトガル国境に近い町シウダ・ロドリーゴです。

第11回Ciudad Rodrigo
名称「Parador”Enrique供鼻廛┘鵐螢隠伽い離僖薀鼻璽

サラマンカから約100km、バスでも電車でも1時間20分ほどで城壁に囲まれた町シウダ・ロドリーゴに着きます。
ポルトガルとはアゲダ川を挟んでローマ橋が架かっています。
アラブの侵略に対して12世紀ロドリーゴ・ゴンザレス伯爵によって町が再建されるのですが、それが町の名前になりました。
しかし、国境沿いということで、その後は常にポルトガルとの争いが絶えなかった地域です。 パラドールの名称となっているエンリケ2世とは14世紀にこの地を征服して、宮殿を建てた城主の名前です。 
この町は全体が1944年に国の重要文化財に指定されました。

ケルト人の遺物といわれる石の野豚の彫像がある広場から、アーチ型の小さなエントランスを入るとそこはもう中世の城内の世界が広がります。
こじんまりとして上品なフロントの横から外に出ると塔の屋上に出る階段があります。 上に登ると、そこからはアゲダ川とそれに架かるローマ橋、町並み、広々とした畑が一望できるのです。
パラドールの開業は1931年ですが、大改修を経て、全く新しいパラドールとして2000年10月1日に再オープンしたのです。 とくに目を引くのは、吹き抜けや通路となっている部分には全てガラス張りの屋根を付け、明るいサロンとして利用されていることです。
わずか数段の階段にも車椅子用の電動昇降機を付けるなど身障者にも対応しているのも印象的です。
客室の床は赤茶色のタイルが貼られて、ベッドもソファも重厚でどっしりしているが、部屋の中は明るく広くとても清潔な感じで心地よいでしょう。

このお城の中で、中世の雰囲気を一番感じるのがアーチ型の壁をもつレストランです。
入り口手前のサロンには甲冑が飾られておりムードをもりあげています、また天井の太い梁とアーチ型の壁がとても素敵です。

町の中心マヨール広場には市庁舎とカサ・デ・ロス・クエト(館)のルネッサンス時代の建物があり、カテドラル、セラールボ礼拝堂など見どころがあります。
目と鼻の先のポルトガルに足を延ばすのも良いのですが、此処まで来たのならぜひラ・アルベルカに行ってみては如何でしょうか?
中世の雰囲気をそのまま残す、村全体が国の文化財に指定されていて、スペインの美しい村に必ず取り上げられているほどです。

  

☆ チップ

今日はちょっとチップについて話してみたいと思います。
チップと言うと欧米特有のものだと思われがちですが、日本でも旅館に泊まったときなど、仲居さんに心付けをあげたりしますよね。
この場合でも、旅館はサービス料を取っているから必要ないと言う人と、イヤ、部屋の係りの人には別に出すべきだとか…。
こんな話を最初にしたのは、同じように欧米人もチップに関してはかなり意見も分かれるし、悩む人が多いということなんです。
ですから、これから言うことは、あくまでボクの感じることであって決まりではありませんので宜しくご理解をお願いいたします。

一般的にスペインではアメリカほどチップに関してうるさくはないようです。
先ずホテルですが、ツァーの場合ですと大抵一人1€(高級ホテルだと2€)位、いわゆる枕銭としておいて下さい、とガイドさんから言われることが多いと思います。 これも1泊だけだったら置く必要はないと言う方もいます(特にアメリカ人はホトンド置かないとも聞きます)。
或る添乗員さんに聞いたのですが、自分のツァーグループの人には必ず枕銭を置くように頼んでいるとのことでした。
日本人グループは枕銭を置くのが習慣になっているので、置かないと、その添乗員が次のグループを連れて行ったときに意地悪をされることがあるそうです。
具体的にはサービスが悪くなったり、部屋のアメニティの数が減ったりするらしいです。
ット言うこともあり、ツァーの場合はガイドさんに聞いてですが、チップは置いたほうがイイと思います。
個人旅行の場合は連泊の場合は掃除代として置きますし、1泊でも不快なことがなければ
大抵は置きますが基本的には自由で良いでしょう。
逆に、荷物の運搬はグループの場合は添乗員がまとめて払いますから必要ありませんが、
個人の場合は荷物1個に1€位出すのが普通だと思います。
熱い湯や氷を持ってきて貰う、ドライヤーが無いときに借りる、「悪いな?」なんて思わずにどんどん頼みましょう。でも一回に1€位のチップを忘れずに・・・。

レストランでは通常10〜15%のチップを払うと本には書いてありますが、こんなに払う人はスペイン人では先ず居ないでしょう。 まあ、金額にもよりますが、多くて10%迄でしょうか?
また、日本人の場合、スペイン人よりも食事の量が少ないので、スープは別でもサラダや料理は二人で一品頼めば十分だという場合もあるでしょう。
こんなときには無理して注文せずに料理は一つでよいと言えば、食器やお皿を余分に持ってきてくれたり、或いは料理を別に分けて持ってきてくれるでしょう。 こんなときには少し余分にチップを渡せば良いのです。

タクシーはお釣りの小銭を渡すくらいで基本的にはチップの必要はありません。
良くタクシーに「ぼられた!」というような話を聞きますが、大抵の場合は空港乗り入れ料金の加算、荷物料金(トランクに入れる荷物には1個につき1€位かかる)、人数の割り増しとか日本にはない加算料金を加えたためによる誤解も多いようです。
これら加算料金は精算時に加算されメーターに表示されます。 まあ、それにちゃっかりと自分へのチップを加える運転手も居るようですが大した額ではないようです。

バルやカフェテリアではチップの必要はありませんが、食事用のテーブルクロスを敷いてくれた場合には必要でしょうし、単にトイレを借りただけの場合には無理に飲み物を飲まなくてもミネラルウォータを買うとか、0.5€程度の小銭を置けばよいでしょう。

by“よっぴ”