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第21回  アヤモンテ

はろはろ!こんにちは〜!“よっぴ”の「パラドール紀行」です。
今日はカディス湾のポルトガルとの国境の町アヤモンテです。
以前はグアディアナ川対岸のポルトガルの町サン・アントニオに渡るための観光客で賑わっていましたが、現在は対岸に大きな吊り橋が架かり高速道路でアッと言う間に通り過ぎてしまいます。

第21回アヤモンテAyamonte
名称Parador"Costa de la Luz”光の海岸のパラドール

ウエルバから西へ60kmポルトガルとの国境に流れるグアディアナ川の河口を見下ろす高台に位置し大西洋の海岸線Costa de la Luzを一望できる贅沢なロケーションにパラドールは建っています。 アラブの城塞跡に建てられていますが、建物は全く新しいリゾートタイプの現代建築です。 サロンから庭に出て遠くを眺めると対岸のポルトガルに架かる大きなアーチ橋が見えます。 ここから眺める夕焼けはことのほか美しいのです。

客室もサロンも広くゆったりとしておりリゾートホテルとしては十分な設備を備えていますが、アヤモンテの明るい太陽に照らされた素朴な色調のサロンと客室は、保養地としてとても落ち着いた雰囲気に包まれています。
庭の部分には、まだ未整備のところがあり、近々更に広くなり部屋数も増える予定だそうです。



勿論、レストランでの食事、ガーデンテラスでの一杯には豊富な海の幸が待っています。
お勧めは魚介類、豚肉の腸詰めなどです。
夏のバケーションシーズンは特に混み合い、他のヨーロッパ諸国からの来訪者が多く、1週間くらい滞在するグループも沢山います。
夏以外の季節は、週末は混みますが、平日はビジネス関係の人が多いそうです。

町にはこれといった見所は無いのですが、パラドールでは滞在客が飽きないように各種のツァーを用意しています。
Guadiana川のクルーズ11:00−18:30は川を上り50km先のポルトガル側の町Alcoutim迄行くツァーの他、La Rabidaなどコロンブスゆかりの地を訪ねるコース、Huerlvaの山地を訪れるコース、いちごで有名なLepeの町を訪れるツァーなどがあり、またお別れPartyなどの相談などにものってくれるそうです。
近くの2カ所のゴルフ場と提携したお得なゴルフパックがあって、イギリス人に特に人気があるといいます。



プールはありますが、海水浴場はパラドールからはちょっと外れて一番近いトコで7km離れています。


☆サン・アントニオ

スペインとポルトガルとを結ぶ高速道路の橋は、町から少し離れた所を通っているので、ポルトガル側の国境の町Sto Antonioまでのフェリーもまだ健在で、30分おきに出ており(夏以外は1時間おき)約10分で対岸に到着します。 正式名は、ヴィラ・レアル・デ・サント・アントニオという長い名前です。 国境を結ぶフェリーといってもモーターボートを少し大型にした程度で甲板に乗用車が5台も乗ればもう一杯になってしまいます。/td>
たかだか10分の船旅ですが、やはり対岸に近づいてくると異国に来たのかとワクワクしてしまうでしょう。
高速道路ができる前、フェリーに乗って国境越えをしたときには税関やパスポートチェックがあったのに…。 今は何もなくただ船を降りるだけ、あまりにあっけない。
しかし、其処は紛れもなくポルトガルの町です。 船を降りてみるとアヤモンテが静かで落ち着いた町なのに対してサン・アントニオの町は活気があってとても賑やかです。 この賑わいはスペインから物価の安いポルトガルでの買い物客を目当ての賑わいなのです。
まるでここだけ太陽の国スペインと落ち着きのあるポルトガルが入れ替わったみたいな気がするでしょう。 サン・アントニオの町中には衣料品、雑貨類の店、そしてレストランがたくさんあります。 特にタオル生地のものやシーツなどの木綿類はデザインや色使いにも凝っていて、値段はスペインの半額程度で買えるといいます。
午後のひととき、さらに物価の安いポルトガルでのちょっとした買い物やポルトガル料理を味わってみてはいかがでしょうか。

by“よっぴ”