はろはろ!こんにちは〜!"よっぴ"の「パラドール紀行」です。今日は首都マドリッドから一番近いパラドール、その名前の響きのようにとても可愛らしい元女子修道院のパラドールです。
第63回チンチョンChinchon
名称 パラドール・デ・チンチョン
パラドールは元々宮殿や貴族の館、修道院を改造してホテルにしたり、風光明媚な土地に作られたりしているため、首都マドリッドやバロセロナと言った大都市には無いのですが(マドリッドにはアルカラ・デ・エナレスに2009年にオープンしていますが・・・)、ここチンチョンのパラドールはマドリッドからわずか50km足らず、タクシーでも小一時間、60ユーロ程の距離にあって、大半の日本人観光客がスペイン旅行の基点、終点としてマドリッドを選ぶことを考えれば、旅行の日程を1日延ばして此処チンチョンのパラドールに一泊してみては如何でしょうか?。きっとスペインの最後を飾る思い出深い旅行となることは確実と思いますが…。
パラドール・デ・チンチョンは15世紀にモヤ侯爵の館として建築され17世紀にアグスティヌス派の修道院として改装されたものを1975年からパラドールとして使用されることになったものです。
建築様式はカスティーリャ風で修道院に使用されていたために外界との隔絶を謀り外側の窓はきわめて小さく、反面パティオに面した内側の窓は明るく大きくとってあります。このパティオを取り囲む回廊はゲストの為の憩いのサロンとして使用されています。
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客室はすっきりとして明るく清潔でゆっくりと落ち着ける雰囲気が漂っています。この明るく落ち着いた雰囲気はこのチンチョンのパラドールの全ての場所に共通に感じられるのです。サロンから眺める小さな噴水のあるパティオ、ゆったりと歩いてみたい緑の美しい庭、やわらかな日差しに包まれた明るい食堂、お洒落なタイルがかわいいバルでの午後の一杯のビールは如何でしょうか?きっと此処を訪れる貴方は旅行中に見たものとは又違ったスペインを発見するに違いないでしょう。
チンチョンもスペインの美しい村の一つに挙げられています。チンチョンの村はマヨール広場が全てだと言っていいかもしれません。それくらいチンチョンのマヨール広場は趣があります。
村の中央の一番低い部分に球技場のようなマヨール広場があり、ぐるりと周りを3層の、バルコニーが付いた木造の家屋が取り囲み、かたわらにはラ・アスンシオンの教会がそびえています。この木造の長屋家屋に、スペインの町で一番重要なバルが数軒、ホテルにパン屋、酒屋、食料品屋、村役場に警察署、それに教会と生活に必要なすべてが凝縮されているのです。そして夏の祭の日ともなると出入り口は塞がれ広場は闘牛場と化すのです。この時の闘牛は有名で、一流の闘牛士もほとんど参加するため世界各地からの観光客に加えてスペイン各地からも闘牛ファンが集まるのです。
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チンチョナというのはキンキナという木の学名ですが、このキンキナの樹皮からはマラリアの特効薬キニーネが抽出されるのです。ペルー副王夫人であったチンチョン伯爵夫人はペルーでマラリアにかかりますがインディオから貰った薬で回復し、この薬がヨーロッパにもたらされることになるのです。このことからスウェーデンの学者リンネはキンキナにチンチョナの学名を与えたということです。その他、チンチョンの名物と言えばアニスリキュールですが、この独特の香りをもつお酒の醸造所は丘の上の古城にあるのだそうです。 | |
☆ 電話
スペインから日本にかける場合には先ず国際電話識別00を回し日本の識別番号81のアトに市外局番、局番、番号の順に回せばヨイが市外局番の0は取る。(東京なら03でなく3だけだ)
ホテルからだと外線接続番号を回すのはモチロンです。
これがスペイン国内であればモチロン市外局番+局番+番号で済むのだが、ここで注意が必要なのは同一地域(市内)内であっても市外局番からかけなくてはならないことです。
つまりマドリッドのホテルから市内のレストランに予約を入れるとしたらホテルの外線に繋いだアトにマドリッドの市外局番の91+局番+番号となります。
スペインで携帯電話を利用したい場合は、現在日本で利用中の携帯電話の設定を海外で利用できるように設定をして利用する方法があります。(グローバルローミングサービス)
しかし、この場合、スペインに滞在してスペイン国内の電話でも国際電話扱いになるので通話料が高くなる上、着信時も料金が発生するので全体的に割高になります。
海外でも現在の携帯電話を利用したい場合は、各携帯電話ショップで料金や設定を事前に確認しておきましょう。
滞在が長期になる場合は利用した分だけ料金を支払う携帯電話をレンタルして利用することもできます。 これは日本でも手続きを行うことができるので、安心して契約をすることができます。
ところで、最近は海外旅行でもスマートフォンを持つのが当たり前だというくらいに、インターネット端末としてスマートフォンの利用が広まっています。
スマートフォンで通話する場合、WIFIを利用することによって、SkypeやLineといったツールを使って無料で国内海外通話ができるようになり、携帯での連絡手段が大きく様変わりしました。
また、WIFIを通じてgoogleを始めとした検索サイトを利用することによって、現地での情報が容易に収集出来るようになりました。
しかし、海外対応スマートフォンなどでは日本で使っている設定のままでも、海外でそのまま使えてしまう機種がありますが、海外滞在中の通信費は、日本国内で契約した通常のパケット定額サービスでは対象外となり高額のパケット代が発生するおそれがあるので注意が必要です。
スペインの無料WiFi環境は大都市を中心に環境が日本よりも整ってきているようです。
ホテル、マクドナルドやカフェでの他、公共施設でも無料WIFIスポットを設置するところが増えてきました。 しかし、何処でも繋がるわけではありませんし、速度の面で無料のWIFIは劣っていると言わざるを得ません。
高速なWIFI回線を望むなら携帯各社の国際ローミングによるパケ放題プラン(2000〜3000円/1日)を契約するかWIFIルーターのレンタルサービスを利用することになります。
これなら無料WIFIスポットを探してIDとパスワードを発行して貰うなどの複雑な手続きをする必要もありませんしパソコンも利用できます。
しかしスマートフォンがいくら便利な端末で情報の収集に必要であっても日本にいるときのように何処でも、また歩きながらでも使用するのは考え物です。
現地の人ならともかく、日本人がスマートフォンを使いながら歩いていたら確実にジプシーのスリのグループに狙われることでしょう。
スマートフォンや携帯は非常時の連絡手段として持っていくにしても、現地では情報を前もってある程度頭に入れておき、地図と方位磁石で町を歩くのが一番です。
by“よっぴ”