« 第71回 フエンテ・デ | メイン | 第73回 ヒホン »

第72回 セルベラ・デ・ピスエルガ

はろはろ!こんにちは〜!"よっぴ"の「パラドール紀行」です。今回は北スペイン、カンタブリア山脈を挟み、前回紹介したフェンテ・デのパラドールの丁度南側にあるセルベラ・デ・ピスエルガのパラドールを紹介しましょう。

第72回「セラベラ・デ・ピスエルガ」Cervera de Pisuerga(パレンシア)
名称 Parador"Fuentes Carrionas"カリオナスの泉のパラドール

ブルゴスから120km、パレンシアとサンタンデールの丁度中間地点アギラール・デ・カンポからカンタブリ山脈をぐんぐんと登ること30分セルベラ・デ・ピスエルガの町に着きます。ここから更に2km程登った広い林の中にある大きな堂々としたリゾートホテルがセルベラ・デ・ピスエルガのパラドールです。カンタブリア山脈の南側、セルベラの町とルエスガ・ダム湖との間、標高1100mの山間部にパラドールは位置しています。

先ず、広い芝生の入り口には両側に四駆のクルマがオブジェとして飾られているモダンさに驚かされるでしょう。山荘風の館内はとても広く、サロン、レストランも落ち着きがあってゆったりと配置されています。

木製の梁と天井同じ色合いでまとめられた革や布張りの椅子が配されているのが内装の特長です。広いバルコニーからは遠くにピコス・デ・エウロパの連山を望むことができます。窓は大きいのですが、すべて防寒のための二重窓になっています。それでもフェンテ・デ同様、厳冬季の12月、1月は休館するそうです。

テラスから望む、眼下の湖やカリオン川でのマス釣り、山中でウサギや野鳥のハンティング、山登りやハイキングなどアウトドアライフを楽しむ長期滞在型のパラドールで知られており、家族連れも多いのが特徴です。

パラドールの名称のカリオナスの泉とは勿論、カリオナスの源流がここから始まるからです。カスティージャの雰囲気はレストランにも漂い、手作りの腸詰め類や、子羊のロースト、虹鱒のベーコン添えなどの郷土料理が用意されています。
北へ向かえばピコス・デ・エウロパの周遊ですが、南に80kmにはサンティアゴ巡礼路のフロミスタ、英雄エル・シッドの眠る大聖堂の町ブルゴスへは120kmです。


*雑文館(個人旅行のノウハウ編)*

個人旅行No7 パラドールの予約2

ではパラドールの予約とはどれほど困難なのでしょうか?
あまりに予約が大変だと言われるために「グラナダ」は2年前から予約で埋まっているというような噂まで流れるほどです。
モチロン、早いほうが良いのは当然ですし、季節や他の要因で変わって来ますので一概には言えませんが、人気のあるパラドールでは約3ヶ月、グラナダでは約半年位前までがギリギリ予約の目安だと思います。
行程を作る場合も日程をキッチリと決めてしまうのでなく、先ずパラドールの予約を取ってから行程を調整出来るようにしておくべきです。
ッというのは予約を一日ずらすだけで予約困難なパラドールの部屋を確保できたりするのですから、(これもイベロでなければ出来ません)

イベロ・ジャパンのスタッフは何度もパラドールに行っておりパラドールに精通しているのできっと貴方の旅程や希望に沿ったパラドールを紹介してくれるでしょう。
また、何よりも現地「ミカミ・トラベル」のサポートと協力があるので安心です。

イベロのお客さんにとってはもう一つ素晴らしい情報があります。
それは「ミカミ・トラベル」には人気の高いパラドールに限り、部屋を数室、事前に確保してあり、空き室があるときにはイベロ・ジャパンのお客様に提供してくれるシステムがあるのです。
これは(キャンセルが効かない、夕食かランチをパラドールのレストランで摂らなければならない)などいくつかの制約がありますが、特に料金が高いというわけでもないので聞いてみる価値はあります。
実際、イベロのお客さんで、このシステムで「グラナダ」などの予約をされた方も大勢いらっしゃいます。
その他、一般では予約出来ない塔内部などにあるオリジナルの部屋、スウィートルーム、たった一つしかない特別室などの予約も可能です。
各パラドールの様子などは他のコーナーを観ていただければ良いのですが、次回は少しパラドールでの過ごし方を話してみたいと思います。

by よっぴ